遊び方から賞品交換までの流れ

パチンコの遊び方

パチンコの遊び方は、「店内に入ったら玉を借りてハンドルでその玉を弾く」「獲得した玉は賞品と交換する」と言ってしまえばそれまでです。しかしこの手順は、さまざまな付帯設備やサービス機器の発達によって、少し複雑になっているのが現状です。そうした機器はパチンコホールによって違うことから、通い馴れていないホールで遊ぶ時は、プレイヤーですら細かい部分での戸惑いが生じることがしばしばです。ここでは、一般的なホールでの基本的な流れを紹介します。

まずは、遊びたいパチンコ機を選んだ後に玉を借りる必要があるのですが、パチンコ機と向かいあって座り、その左側にある細長い機器が玉の貸出機です。この機械は主に「CRユニット」などと呼ばれ、メーカーによって見た目や機能が異なります。かつてはプリペイドカードをあらかじめ購入する必要があったのですが、今ではCRユニットに現金をそのまま投入して玉を借りることができるタイプが主流になっています。

 CRユニットに現金を投入すると、その金額がユニットに装備されている液晶などに表示されるか、金額に対応する「度数」がパチンコ機に表示されます。CRユニットかパチンコ機にある玉の貸出ボタンを押すことで、玉がパチンコ機の上皿に払い出される仕組みになっています。貸出ボタンを一度押すごとに払い出される玉の量は1玉の単価によって異なりますが、例えば500円単位の貸出が主流となっている1玉4円の遊技機では125個が払い出されます。貸出ボタンを押して玉が払い出されることで、CRユニットに表示される残り金額やパチンコ機に表示されている度数が減っているのを確認できます。なお終了する時は、残高分のカードを忘れずに排出しましょう。残高は、ホール内に設けられている精算機で払い戻しできます。

玉は、パチンコ機の右下にある「ハンドル」を回すことで打ち出されます。打ち出された玉が、液晶下に設けられていることが多い「スタートチャッカー」に入ると、抽選が行われ、盤面中央の液晶装置内で様々な演出が始まります。大当りになると、「アタッカー」などの大きな入賞口が開放されますが、このアタッカーの位置はパチンコ機によって異なりますので確認しておくことが大切です。以前は、スタートチャッカーの下部に設けられていることが多かったのですが、最近では、右部に装備されているものも増えています。ただそのような場合には液晶で「右打ち!」などの表示がされますので、慌てずにその指示に従って玉を打ち出せば、出玉が獲得できます。

パチスロの遊び方

次はパチスロ機ですが、こちらではまず玉ではなくメダルを借ります。メダルの貸出ユニットは、パチンコ機と異なり、パチスロ機の右側に備え付けられています。千円札専用のユニットでは、入金後自動的に金額分のメダルが払い出されるケースが多いのですが、全金種対応ユニットなどでは、ユニットの払出ボタンを押すことで、その都度メダルが払い出される仕様になっています。この際、貸出ユニットからパチスロ機の下皿まで自動的にメダルを送るノズルがある場合は、払出しの時にノズルの出口が下皿にきちんと入っているかどうかを確認しないと、メダルが床に流れ落ちていくことがあるので注意が必要です。

メダルを借りた後は、パチスロ機の右部に設けられている投入口にメダルを入れます。ほとんどのパチスロ台が3枚単位で1ゲーム遊べる仕様になっています。3枚を超えて投入したメダルは50枚分までクレジットされますので、最初にある程度の枚数を投入しても構いません。規定のメダル枚数を投入し、ゲームが始まる状態になったら、左側にある「スタートレバー」を叩くことでリールが回転します。その後は、リールの下にある「ストップボタン」を押してリールの回転を止めます。その際に揃った図柄に応じて、メダルが払い出される仕組みになっています。

賞品との交換

ゲームを終えて最終的に獲得した玉やメダルは、ホールのスタッフを呼ぶと計数機で玉個数やメダル枚数を計数してくれます。獲得した個数枚数が記載されたレシートを受け取り、個数枚数内から好きな賞品を選んで交換するというのが一連の流れです。最近では、パチンコ機やパチスロ機に取り付けられているユニットに玉個数やメダル枚数を計数する機能が設けられているものあります。その際は、獲得した個数枚数が入力されたカードを排出しましょう。ホール内には日用品をはじめ、地域の名産品やブランド品など、魅力的な賞品が数多く用意されています。また賞品の中には、ホール経営企業とは関係がない外部の店舗が買い取ってくれるものもあります。

いずれにしても、今のパチンコ・パチスロは遊び方が少し複雑なので、興味のある人は経験者に連れて行ってもらったほうがいいかもしれません。また、ホールによっては初心者に懇切丁寧に遊び方を説明するコンシェルジュスタッフもいますので、分からないことは遠慮しないで質問しましょう。